「万葉集をつくった男』大伴家持が小説化
角川文庫から『万葉集をつくった男 小説・大伴家持』が5月25日に発売されます。
万葉集を編纂したとされる歌人の大伴家持の知られざる生涯にスポットをあてた作品です。
著者の篠﨑紘一さんは『日輪の神女』で第1回古代ロマン文学大賞を受賞しています。
新元号「令和」ブームが続いています。
中学受験対策だけでなく、一般教養としても読んでおきたい作品です。
『万葉集をつくった男 小説・大伴家持』のあらすじ
万葉集を編纂したとされる大伴家持は、天賦の才に恵まれた歌人です。
大伴家持は愛妻と娘の死に苦しみながらも、父の遺言である万葉集の編纂に乗り出しました。
柿本人麻呂が残したとされる無名の人々の歌集を捜し、身分の違いを超えた「国書」完成に奔走します。
しかし謀叛人の歌も集めたことが朝廷の反感を買い、追い詰められていきます。
古代の奈良を舞台に、謎に包まれた大歌人の生涯を描く歴史ロマン小説になっています。
新元号「令和」と万葉集
新元号が発表された4月1日以降、KADOKAWAでは角川ソフィア文庫『新版 万葉集 現代語訳付き』を含めて万葉集関連書が合計10万部の重版決定したそうです。
『万葉集をつくった男 小説・大伴家持』も万葉集関連書として話題になりそうな作品です。
既に評論家からも絶賛されているようです。
ビギナーズ・クラシックスで日本の古典を楽しむ
わが家も新元号「令和」が発表され、『万葉集』を購入しました。
KADOKAWAのビギナーズ・クラシックスシリーズはおすすめです。
『万葉集』をはじめ、『枕草子』や『平家物語』など、読んでおきたい日本の古典がわかりやすい解説とともに楽しめます。
もちろん中学受験の国語に古典はありません。
ただ国語の説明文の中に登場する可能性はあります、
物語文だけでなく、説明文を読む練習になるかもしれません。
編集後記
角川文庫から『万葉集をつくった男 小説・大伴家持』が5月25日に発売されます。
古代史小説ということで、読み応えもありそうです。
低学年の間は歴史人物に着目して歴史の流れを中心に学習しようと考えています。