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教育虐待の実態『ルポ教育虐待 毒親と追いつめられる⼦どもたち』

教育虐待の実態『ルポ教育虐待 毒親と追いつめられる⼦どもたち』中学受験
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『ルポ教育虐待 毒親と追いつめられる子どもたち』が発売

おおたとしまささんの『ルポ教育虐待 毒親と追いつめられる⼦どもたち』が発売になりました。

NHKで「私立中学受験による教育虐待」が特集され。大きな反響を呼んでいます。

中学受験のストレスで、心療内科を訪れる小学生が相次いでいるそうです。

もう1度、中学受験のあり方を見つめ直す必要があるのかもしれません。


「教育虐待」とは

「教育虐待」とは、「あなたのため」という大義名分のもとに親が子に行う、いきすぎた「しつけ」や「教育」のことをいいます。

子どもの限度を超えて勉強や習い事をさせるなど、親が過干渉し、結果が悪いと暴力につながることもあるそうです。

どこまでが「しつけ」で、どこからが「教育虐待」なのか。

社会問題化しつつある「教育虐待」の実態に教育ジャーナリストおおたとしまささんが迫ります。

「あなたのため」は呪いの言葉で大人になっても癒えない心の傷に

ルポ教育虐待 毒親と追いつめられる⼦どもたち』では、おおたとしまささんが直接取材をするほか、「子どもシェルター」運営者からきいた教育虐待の事例が紹介されています。

子どもの限度を超えて勉強や習い事をさせるなど、「あなたのため」という言葉を武器に追いつめる親の実態が明かされます。

社会人になってからうつ病を発症するケースも珍しくないそうです。

大人になってから「あれは教育虐待だった」と気がつく人もいます。


社会の機能不全と家族の機能不全が「教育虐待」を生む

おおたとしまささんは「社会の機能不全と家族の機能不全が不幸にも重なり合ったところに最凶の教育虐待が生じる」と指摘しています。

「高度成長期の「教育ママ」は子どもを有名大学に入れることだけを考えていればよかった。「もやしっ子」と呼ばれようが、テストでいい点数をとれる子を育て、「高学歴」というパッケージ商品を得られれば、それだけで満足できた。しかしいま、「学歴はもう役に立たない」と言われる。学歴が要らなくなったわけではない。高学歴があることは大前提で、オプションとして、英語もできなければいけないし、プログラミングもできなければいけない、プレゼンテーションにも長けていなければいけない……と考える親は多い。「勉強ができるのは当たり前。でも勉強ができるだけじゃダメ」というわけだ。単純に、昔よりも子どもの負荷は増えているのである。」 (はじめにより)

家族の機能不全や孤独な子育てのストレスなどが重なると、壮絶で逃げ場のない教育虐待が起こるのです。

子どもは親とはまったく別の人格で、子どもが自分で自分の生き方を決められる。

子どもの人権を尊重する立場に立つことで、一筋の光が見えてきます。

編集後記

おおたとしまささんの『ルポ教育虐待 毒親と追いつめられる⼦どもたち』が発売になりました。

子を持つ親として、「教育」への向き合い方をあらためて考えさせられました。

中学受験をサポートする上で、『中学受験「必笑法」』と併せて必読書といえる1冊です。

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