『ぼくはアフリカにすむキリンといいます』シリーズに最新作が登場
岩佐めぐみさんの『ぼくはアフリカにすむキリンといいます』のクジラ海シリーズ続編『ぼくは気の小さいサメ次郎といいます』が6月28日に発売されます。
手紙のやりとりを通してつながる動物たちの絆を描いたお話です。
対象年齢は小学校中学年からになっています。
もちろん低学年や読み聞かせにもおすすめです。
中学受験対策としても、いい作品をたくさん読みたいです。
『ぼくは気の小さいサメ次郎といいます』のあらすじ
顔が怖いのでみんな逃げてしまって友達ができないサメのサメ次郎が手紙を書きました。
相手は気ままに旅をするウミガメのカメ次郎から話を聞いたコンブ林のプカプカさんです。
勇気を出して書いた手紙は、プカプカに届くでしょうか?
ひとりぼっちだったサメ次郎の世界が手紙を通して得た友達との交流で少しずつ広がっていく、あたたかでゆかいなストーリーです。
発売日が待ち遠しいです。
『ぼくはアフリカにすむキリンといいます』がドイツ児童文学賞を受賞
『ぼくは気の小さいサメ次郎といいます』は、偕成社おはなしポケットのクジラ海シリーズの第5作目にあたります。
1作目の『ぼくはアフリカにすむキリンといいます』は、韓国、台湾、ブラジル、メキシコ、中国、ニュージーランド、トルコ、ドイツでも大人気。
ロシア、ギリシャ、ルーマニア、ベトナムでも出版される予定があるそうです。
世界中の子どもたちの愛読書です。
特にドイツでは日本の作品では初めて2018年度ドイツ児童文学賞の児童書部門を受賞し、大きな話題となりました。
手紙を介して繰り広げられるクジラ海のシリーズ
クジラ海のシリーズは他にも『わたしはクジラ岬にすむクジラといいます』、『オットッ島のせいちゃん、げんきですか?』、『おいらはコンブ林にすむプカプカといいます』があります。
巻を重ねるごとに、クジラ海周辺の仲間が増えていきます。
想像力をふくらませて、相手のことを知りたいという気持ち、それが相手への理解につながるという普遍的なテーマを含んだシリーズはおすすめです。
編集後記
岩佐めぐみさんの『ぼくはアフリカにすむキリンといいます』のシリーズ続編『ぼくは気の小さいサメ次郎といいます』が6月28日に発売されます。
家族全員が大好きなシリーズですべてそろえています。
図書館も便利ですが、本当にいい作品は本棚に並べておきたいです。