直木賞作家ら人気作家が挑む「恋の絵本」
岩崎書店から、ベストセラー作家を執筆陣に迎えた「恋の絵本」シリーズが創刊されます。
恋愛観や結婚観、ジェンダー観など変わりつつある現代の多様な恋愛観を描いたシリーズです。
中学受験国語対策に、ぜひ読みたいです。
直木賞作家ら豪華執筆陣が共演
2008年に『私の男』で第138回直木賞を受賞した桜庭一樹さん、2012年に『鍵のない夢を見る』で第147回直木賞を受賞した村深月さんなど、今をときめく人気作家ばかり。
それぞれの「恋」を、わずか800~1000字の絵本の文章で表現することに挑戦しています。
さらに今日マチ子さんや嶽まいこさんなど人気画家・漫画家が、作家の描く「恋」をみずみずしくビジュアル化しています。
現代の恋愛観、結婚観、ジェンダー観
「お姫様が王子様と結婚してめでたしめでたし」というプリンセス・ストーリーではない、新しい恋のかたちが描かれています。
恋愛を描いた名作絵本はこれまでにもたくさんあります。
「恋の絵本」は恋愛観や結婚観、ジェンダー観が変わりつつある今の世の中で、「好き」という素朴な感情を肯定しつつ、現代の感覚に響く絵本になっています。
「恋」は中学入試でも頻出のテーマ
「恋」は中学入試でも頻出のテーマです。
国語の物語文の読解問題で恋愛の感情を読み取ることが苦手な子が多いです。
特に男の子にとっては難しいようです。
中学入試の国語に出てくる「恋」は、ドラマや映画に出てくる「恋」とも少し違います。
読解問題は感覚で解くのではなく、主人公や登場人物の「心情」と「心情理由」を言動や描写から根拠を持って読み取って答える必要があります。
800~1000字の文章とビジュアルを通して、心情を読み取る力を身につけて欲しいです。
編集後記
岩崎書店から、ベストセラー作家を執筆陣に迎えた「恋の絵本」シリーズが創刊されます。
「恋」は中学入試の国語でもよく出題されます。
女の子は小さい時からプリンセス・ストーリーが大好きです。
ただ中学受験となると、もう一歩先へと踏み込む必要があります。
「恋の絵本」は、もう一歩先へ進むための最初の1冊になりそうです。